2023.10.29 柿どろぼうぷろじぇくとを開催しました。
一言で説明すると、「人の家の柿を泥棒する」というイベントです。
ちなみに、企画発案者はかなりの愛柿家で、自分の家の柿だけでは物足りず、人の家の柿を獲って食べたい!!という想いを長年我慢し続けてきた少し変わった方です。
そんな人、他にいるんやろうか?と半信半疑で企画しましたが…
いました。
甲賀市内の3歳〜77歳まで、優秀な泥棒22名が一同に介し、甲賀町相模の柿を獲りに獲りました。
まずは、事業の趣旨や安全面・注意点等について説明しました。
「高齢になり柿が獲りきれない」
「楽しみにしてた柿がカラスや猿に食べられてしまう」
「独居・空き家で庭の管理ができない」
高齢社会、社会的孤立、鳥獣害対策、里山保全…
甲賀市にはたくさんの地域課題がありますが、耕作放棄地・放置柿の手入れ等といったことが鳥獣害予防・里山保全に繋がるといった考えや、地域とのつながりについて、事業の想いを参加者の皆さまに説明させて頂きました。
また、お金では割り切れない縁を作りたいという想いから、参加費はまちのコイン(ビワコ)とさせて頂きました。
昔ながらの竹の先を割った道具を用いて、次々と柿を獲る泥棒たち。柿を獲ったことがない参加者も多数おられましたが、すぐに慣れて一心不乱に取り組んで頂きました。
甲賀ナイスローカルカンパニーの「ナイスローカル」には、「地域で課題とされる多様な局面を楽しく、生き生きと乗り越えられる地域住民総出の共生社会の創出」という想いが込められています。
「興味関心が人を動かす」
「一人でなく、共に」
「おもしろおかしく」
をモットーに、地域課題をできるだけおもしろおかしく解決できる取り組みをしたいと考えています。
怪我等なく安全に、笑顔で大量の柿を持って帰って頂くことができ、最後にスタッフ一同でゴミ拾いと協力者への御礼をさせて頂きました。
半信半疑で募集しましたが、蓋を開けてみると、申込開始から数日で満員御礼、事後アンケートでは「非常に満足」が100%という、主催者も驚きのイベントでした。
最後に(thanks for)…
この事業は平和堂財団環境保全活動助成事業「夏原グラント」の助成を受けて実施しています。
参加して下さったどろぼうの皆さま、協力して頂いた地域の皆さま、応援して下さる企業さま、ビワコの活用について何度も相談に乗って頂いた滋賀県市町振興課の職員様をはじめ、関係者の皆さま…ありがとうございました。